VX-8DやVX-3でお世話になったFTBシリーズにFT2D版(FTB2D)ができていたので、日本語が扱えないのを承知で早速ダウンロード&レジストした。FTBVX8Jのように後日日本語対応版が作成されるであろうことを期待して。
FTB2Dは日本語の入力すらさせてくれないし、FT2D側で苦労して入力した日本語をさっくり(DBCS)に置き換えてしまう。でも日本語対応版が出るまでの辛抱と思ってメモリ名やバンク名などを全て英語に置き換えて使っていた。
そしてFTB2Dのレジスト費の引き落とし連絡がカード会社から来たその日に、八重洲から純正のメモリ編集ソフトADMS-8が公開された。しかも無料で。
正式にWindows10に対応しているので、早速ダウンロード&インストールだ。うちのネット環境が遅いのか、八重洲のサーバが混んでいるのか、73MB程度のファイルのダウンロードに8分もかかってしまった。
インストールマニュアルも公開されているので、それに従えば難なく終わる…はずだった。このソフトにはインストールプログラムはなく、解凍したZIPファイルの中身を任意のフォルダ(例えばc:¥program files)に入れろとマニュアルに書いてある。FTB2Dにならってc:¥program files(x86)にコピーしたらいちいち管理者権限で実行しないと動かない状態に陥りしばし悩むことに。素直にc:¥program filesにコピーし直して事なきを得た。
私のWindows10の場合、.NET Framework 4.0はすでに導入されていたので、インストールしなかった。インストールプログラムを起動しても、インストール済みの場合は上書きされない。
ADMS-8は起動こそFTB2Dより時間がかかるが、純正の強みで使い勝手はいい。FT2Dとの接続ケーブルがなくてもSDカード経由でメモリ編集できるのはFTB2Dと同じでありがたい。SDへの読み書きは通常の「開く」「保存」ではなくメニューから別操作を選ぶ必要があるので最初は気がつかない。
ファイルを編集した後の保存先はデフォルトでADMS-8のプログラムが入っているフォルダ(例えばc:¥program files¥ADMS-8)になっているので、気持ち悪い人は毎回保存先を選び直す必要がある。この保存先のデフォルトフォルダは変更する事ができない。設定メニューがあるがプログラムの設定ではなくFT2Dの設定である。バンク名の設定もここだと気づくまでに時間がかかった。
これで今まで以上にFT2Dを活用していけそうな気がしている。