やりたいことは色々あって、そのレビューをこれから進める前に、最新のファームフェアに更新しておこうと思う。TH-D74というかKENWOODは何が更新されるのかを明確に記載してくれているので安心だし信頼できる。『機能改善および最適化を行いました。』の一言で片付ける某社とは一味違う。また、ファームフェアの更新はこれで3回目だが、ユーザーの声を確実に吸い上げ対応していってるようで好感が持てる。
iMacでファームウェアの更新
ファームフェアの更新はPCと本体を接続し行うのだが、今回はiMac上のVirtualBoxで動作しているWindows10からやってみた。最初にインストールすべき仮想COMドライバは問題なく動作し、一発でTH-D74を認識してくれた。なお、iMacとTH-D74の接続には、100均で購入したUSBケーブルを使用したがこれまた何の問題もなかった。専用のケーブルを必要とせず一般的なケーブルが使えるのは本当にありがたい。
あとはファームフェア更新プログラムを起動し、表示される操作を行うと更新が開始される。更新完了後は本体をリセットする手順までプログラム側で表示してくれるので、マニュアルを見ずとも表示される手順に従っていくだけで作業が完了する。非常にユーザーに優しい設計であるといえよう。
レピーターリストも更新
ついでにレピーターリストも更新しておくことにした。変更箇所は1箇所でしかも自分にはほとんど関係のない更新だが、とりあえず最新版にしておくのだ。このレピータリスト、今本体に入っているのがいつのものか確認することができなかった。まあこれはユーザー側でもいじれるのでバージョン管理の意味がないと思ったのだろう。今後は更新されるたびに忘れずに最新版にしておくようにしたい。
これもVirtualBox上のWindows10にMCP-D74をインストールして転送して見たところ、問題なく完了した。(当たり前のことでいちいち感激している。)動作そのものは問題ないようだが、MCP-D74を起動する際に、怪しげなエラー表示(エントリ ポイントが見つかりません。)がされてしまうのだが、これは未だに解決していない。