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電卓レビュー第1回 Hewllett Packerd hp27s

2015年5月31日

 これから何回かに分けて、思い入れのある電卓のレビューをしようと思っている。通常計算はもとより、時刻計算や進数計算が自分にとって重要なのでその辺りにも注目している。栄えある第1回はやっとのことで入手できたhp27sである。
hp27s1
 hp27sは同社のRPN方式の電卓と同時期に同じデザインで作られた電卓だ。機能的にも名機の評判高いhp42sの数式通り入力方式版と思われる。ただプログラム機能はないようだが。131ドット✕16ドットの液晶を搭載し、通常22桁✕2行表示で場面によってはファンクションキーラベルも表示可能だ。入力は前述通りでイコールキーで計算結果を出力する。RPN方式のENTERのようなキーはINPUTと名前を変え、=と同じ働きをしたり、内蔵演算アプリのデータエントリー時に使用する。
筐体はキータッチを含めこの形のhp電卓と何ら変わらない。
 面白いと思ったのは、アラーム付き時計機能が内蔵されているところ。60進数扱いの時刻計算の機能ではなく、リアルなアラーム付き時計だ。
hp27s2
決して高精度ではなく、すぐにズレてくる。(もう古いからか?)これで何ができるかと言うと日数計算ができる。時刻計算はまた別のファンクションで行う。
プログラミングに便利な進数計算は専用のメニューで行う。
hp27s3
 本機でプログラム計算的なことはSOLVER機能を使って実現する。
 マニュアルは比較的容易に入手可能だ。hpのサイトから今だにPDFでダウンロードできる。その昔横河電機と結託してYHPとしてやっていた頃の日本語マニュアルなので操作に困ることは無い。
 今でも通用する機能と操作性だが、計算結果はスタックに入れて記憶しているが計算式を覚えてくれないので、リプレイができないのが唯一の欠点である。


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