E-M10の液晶パネルはチルト式であり、上下には動くが180度開かないので、自撮りには不向きだ。それでもこの小さなカメラを持ち出し、家族と一緒に写真を撮りたい場面もあるだろう。チルト式は素早くパネルを動かせるのと光軸上にパネルがあるので見やすいという利点はあるが、自由度ではE-M5 MarkIIのようなバリアングルに負けてしまう。
オリンパスとしては自撮りはPENでどうぞと言ったところか。
さて今回はiPhoneアプリ「OLYMPUS Image Share」のライブビューリモコンを使って、自撮り時に構図確認をする話である。
iPhoneとE-M10はあらかじめWi-Fi接続できるように準備をしておく。具体的には液晶パネルに表示されるQRコードを読み込み、プロファイルをインストールしておくのだ。そして一度でも接続しておいて次回からは自動接続するように仕込んでおく。
自撮りのタイミングが来たら、E-M10の液晶上のWi-Fiボタンをタッチするのと同時に、iPhoneのアプリと起動する。
しばらくしてiPhoneアプリ下側にカメラがONになったアイコンが表示されたらすぐにリモコン(ライブビュー)をタッチ。
Wi-Fiボタンタッチからここまでおよそ25秒。
みんなをお待たせしては興ざめなので、自撮りポイントに近づいたらこっそり準備しておくのが吉。