M5のスマートフォン連携は今時のBluetoothに対応している。ということでBluetoothで今までWi-Fiでやっていたことが全てできるのかと思っていたら、そんなことはなかった。結局BluetoothからトリガーをかけてWi-Fiを起動するという何か騙されたような接続であった。
まずiPhoneでCamera Connectアプリを使ってEOS M5とペアリングさせる。
それからカメラ内画像一覧やリモートライブビュー撮影をしようとすると、Wi-Fiによる接続が行われる。iOSはアプリによる自動Wi-Fi接続(切り替え)ができないので、表示されるダイアログに応答してやる必要があるのだった。
リモートライブビュー撮影にタッチしてから、EOSとの接続が行われ、使えるようになるまで55秒かかる。一度Wi-Fiで接続してしまえば、いちいち再接続する必要はない。(この間はBluetoothは切断されていて、Wi-Fiを切断すると自動的にBluetoothで再接続される。)
Bluetoothでもリモートコントローラとして使えるが、iPhoneでのライブビューはできない。画像はBluetoothでは送れないようだ。
以前のエントリーでも色々挑戦している位置情報の写真への書き込みについても、Bluetoothで接続されている間は常時iPhoneからの位置情報を転送してくれるものだと思っていたら、そうではなかった。結局iPhoneアプリ側で位置情報記録のON/OFFが必要なのだ。これは忘れるのだ。カメラの電源を入れたらBluetooth接続を自動で行い、その接続をされている間は自動で位置情報をカメラ側に送って書き込んで欲しい。結局iPhone側で収集した位置情報を撮影した画像の日時と紐付けて記録するという従来通りの方法だった。しかもこの紐付けて記録するにはWi-Fiで接続している必要があり、位置情報をON/OFFする画面からはカメラ側に接続のリクエストができないという落とし穴付きだった。(位置情報をOFFにしたら、カメラを自動接続して情報を送って欲しいのに。)
なお、一度iPhoneとペアリングしていてもEOS M5の電源を入れただけではiPhoneとBluetooth接続されない。あくまでもCamera Connectアプリを起動した後に接続されるのだ。
他社のBluetooth接続できるカメラもこんなもんなんでしょうかね。
キヤノン EOS M5 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)