マンションなので大きなアンテナはあげられないので、必然的にモービルホイップ系の短めのものになる。財布と環境と相談して許容できるギリギリのHV7CXに決定した。HFは使いでのある3バンド+50MHz+144MHz+430MHz対応なので、1本でFT-897Dを満喫できるわけである。
先日、NR950Mを自室の窓の手すりに設置した。HV7CXもこの手すりに設置するのだ。
基台は頑丈なCLBで手すりにガッチリ固定した。塗装も貫通し鉄部分に接触するように。目論見通り基台部分と手すりの鉄部分が導通した。この手すりが建物の鉄筋とつながっていてアースになるのではないかという希望的観測での行動だ。
なにしろベランダではないから、カウンターポイズとしてケーブルを広げたり金網を敷くことが困難なのだ。
アースはとりあえずこれで良しと自分を納得させ、カウンターポイズは手すりに10mのACコードを2つに裂いて巻きつけた。同軸にはフェライトコアをあるだけ付けた。
次にアンテナ自身の調整である。HV7CXは、アンテナ先端のエレメントをカット&トライで調整する。とりあえずエレメントは買った時の状態のまま7MHzでSWRを測ってみたら、アマチュアバンド全域でほぼ無限大。これではさすがにどこに同調しているのか分からないので、どう調整していけばいいのか見当がつかない。
そう言えばこのアンテナのレビューでアンテナアナライザが必須みたいなことが書いてあったことを思い出した。
アンテナアナライザとは
どうやら無線機の代わりにアンテナに接続すると同調している(SWRが最小になる)周波数がわかるというスグレモノのようだ。このままではHV7CXがただの受信用アンテナに成り下がってしまうので、アナライザを導入する決心をした。
どうもMFJ-XXXというシリーズが定番のようでオークションにも度々出品されている。何度か応札するのだがいずれの場合も予算オーバーとなり落札できない。他社の新品とかも無線機並みの値段である。アンテナアナライザって使用頻度の割には結構高く、躊躇してしまうのだ。
そのうちに自作できることが判明。以前キット販売されていたことまで突き止めたが、現時点では入手できそうにもない。自作なら面倒だけど1万円程度で済むのに。
そして色々な人のアナライザ関係の記事を読んでいると、中国製の安価なアナライザがあることがわかった。eBayで購入できるようだ。
eBayで買ってみる
ターゲットはMini60というものでバッテリー、Bluetooth内蔵でAndroidでSWRグラフが見られるというもの。Bay It Nowなので即落札可能である。価格は日本円にして17,000円(送料込)ぐらい。機能からして納得の価格だったので、購入してみた。
なにしろ中国からの発送なので、何があるかわからない。送料無料だけどトラッキングNo.は教えてくれない。eBayが提示する到着予想期間を睨みながら、一体いつ届くのか悶々として過ごすのである。