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アンテナチューナーFC-20の力を借りる

2016年6月22日

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 HV7CXの調整は成功したが、このアンテナの特性で同調周波数幅が狭い。それはそれで困るし、ある程度の幅を使って運用したい。そこでアンテナチューナーの力を借りることにした。

FC-20の中古を入手

 FT-897シリーズ用にデザインされ一体化するFC-30がもちろんいいのだが、予算の都合でFC-20にした。機能的には変わらない(と思われる。)のでこれで良しとした。FC-20は向きを変えるとちょうどFT-897の台になるサイズで狭い机の上でも設置できた。ただケーブルの取り回しをちょっと考える必要があるのは、仕方のないところ。専用機なので別途電源を用意することはなく、付属のCATケーブル一本で電源供給とコントロールが可能だ。
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使ってみる

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 まずはFT-897側の設定変更。MENU No.020とMENU No.085を「TUNER」に設定、その後チューニングする周波数へ移動。FnkでAボタン[TUNE]を押すと右上にTUNR表示されFC-20がスタンバイ状態?になる。さらにAボタンを長押しするとガチャガチャとリレー音がしてファンが回りだす。そしてSWRが下がったら力尽きたようにチューニング動作を止める。すごくアナログチックで新鮮だ。チューニングは結構速い。なお、このチューナーはある程度SWRが下がっているアンテナでないと使えない。もちろんワイヤーアンテナなんてもってのほかである。



 ピンポイントでSWRが調整されているHV7CXとの組み合わせでは、その範囲を広げるのに非常に有効な武器として使える。7MHzを例に取るとチューニング前SWR1.5以下は±50KHzぐらいなのだが、このFC-20を使うと±100KHzまで余裕でチューニングしてくれる。調整しきれない場合はFT-897にHSWRと表示されるので、潔くあきらめる。

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