i-フィルターは負けた
子どもにスマホを渡す前にセキュリティ対策と使い過ぎ対策、フィルタリングをしっかりして渡したい。過去にはi-フィルターを導入して渡したが、HUAWEI P9 Liteに機種変してから、i-フィルターが停止したり、故意に止められたりする事案が発生していた。HUAWEIのスマホには強力なタスクキラー機能があり、然るべき設定をしておかないと必要な常駐ソフトまで停止させられてしまう。と、いうことをP9 Lite購入後に知った。
デジタルアーツのサポートとも何度か問い合わせ、タスクキラーによる停止は防止できたような気がしたが、根本的に停止してしまうこと(おそらくセーフモードによる解除)の改善には至らなかった。
強力そうなモバイルフェンス
使用時間制限もフィルタリングも解除されてしまい、途方にくれていたある日モバイルフェンスなるスマホ管理ソフトを見つけ、検討してみることにした。何しろ30日の試用期間があるので、これも突破されるようだったら課金せずにやめればいい。
このモバイルフェンス、更新履歴に「Huawei P8 Liteサポート」と明記されており、期待できる。
まずは自分のスマホに導入して様子を見る。2012年のandroid4.1.2のスマホには若干重いようで、動作が緩慢になってしまった。しかしちゃんと期待する動きをしてしてくれているようだ。通知領域に「このデバイスは安全に保護されています」と表示しっぱなしになるのは賛否両論あるだろう。
HUAWEI P9 Liteに入れてみる
試用期間のうちに子どものスマホに入れてみる。モバイルフェンスのサイトにはインストール方法や設定方法が若干怪しげな日本語で詳細に記載されている。スクリーンショットもふんだんで分かりやすい。
インストール後、流石に最近のスマホだと動作に支障ない程度で動作しているようだ。アプリの制限はブラウザをchromeオンリーに制限し、HUAWEIオリジナルアプリの「端末管理」をブロックして、smartalkは常時許可とした程度。端末の「設定」アプリは別の設定でブロックできる。
chromeのシークレットモードへの対応設定、及び安全モード(セーフモード)ブロックの設定も行った。
HUAWEI やSAMSUNG製スマホの節電モード設定アプリ(タスクキラー)の対応もスクリーンショット付きで解説されており、間違いなく設定できる。(i-フィルターは問い合わせないとこのあたりの情報が出てこない。)
速攻でセーフモードによる解除が行われた!
設定後、スマホを子どもに渡すと、速攻でセーフモードにされモバイルフェンスが解除された模様。セーフモードにしたログが残るのでわかったのだ。モバイルフェンスの安全モードブロックの設定でPINを入力するのだが、これが端末のPINと同じなのだ。スマホ紛失時の事を考え、スマホにはPINでロックをかけている。もちろん子どもはそのPINを知っている。これでは安全モードブロックが簡単に解かれるはずだ。
しかしこの問題は、 安全モードブロックの設定で「タイプ4」を選択すると保護者用と子供用の2種類のPINが入力できるようになる。これで端末のロックと 安全モードブロック が別々のPINになるのでそう簡単に破られることは無いだろう。
つづく