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電卓レビュー第2回 CASIO FX-7500G

2015年6月7日

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 この電卓は見た通り、折りたたみ型の珍しい筐体である。一部のキーを除いてはシートキーを採用して薄く作られている。このシートキーには小さな突起が付いていてそれぞれ独立したキーであることを教えてくれる。液晶側にも液晶を取り囲むようにキーが付いているため、ノートPCのように液晶を立てて使うものではなく、開ききって使うのがベターなのだろう。液晶下にはなぜここだけ?と思わせる物理キーがある。物理キーとは言ってもストロークの殆ど無いキーなので、実質的にシートキーを変わらない感覚だ。
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 電源はCR2025✕3個で本体側のスライドスイッチでON/OFFする。もちろんAUTO POWER OFFも効いている。液晶側には液晶コントラストを調整するためのボリュームがあるが、残念なことに搭載されている液晶の調整範囲と視野角が狭いようで、バックから文字を浮かび上がらせる調整は難しい。(バック濃いめか文字薄めになってしまう。)また、液晶表示にインジケーター部分がないので、今何のモードになっているかとかがひと目でわからない。特にモード切り替えで多用するMODEキーが押しているのかいないのか分からないので困る。
 hp電卓と違い、入力は普通で戸惑うことはない。時刻計算は専用キーの併用で対応し、進数計算はモード切り替えで対応する。CASIOの現行機とほぼ変わらない操作である。
 経年劣化によりキーの効き具合が甘くなってくるが、この機種の後継機種は今はもう無い。同じような折りたたみ型関数電卓はFX-9850Gというのが存在する。(国内で販売されたかは定かではない。)このFX-9850Gが確かに折りたたみ型だが、キーがプラキーになったのはいいのだが、筐体は分厚くずんぐりむっくりになって格好悪くなったのは残念である。
 MADE IN JAPANなのに日本語のマニュアルが無い。ネットを探すも英文マニュアルすら容易に見つけることはできない。

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