中古のZ2で写真を撮った時、スペックの割にイケてない画像だなと感じていた。よく背面のレンズを観察するとコーティングがまだらになっているのがよく分かる。これがその原因かわからないし過去に自分が使ってきたiPhoneではこんな状況にはならなかったし、ネットで検索すると出るわ出るわ。皆さんコーティング剥がしまくりの写真の画像よくしまくりのでこれは自分でもやってみなければと決心した。
コーティング剥がしは「クリアクリーン エクストラミント」、そして剥がした後の保護に「プレクサス」を使った。
プレクサス(Plexus)とは、戦闘機のキャノピー(強化プラスチック)をクリアに保つため開発されたプラスチック専用整備品である。Z2のカメラレンズがプラスチックなのかガラスなのか変わらないが、試してみたいと思う。
先人の知恵の通り、クリアクリーンを綿棒に少量付け、レンズを優しく磨く。円形のものは円を描くように磨くのがキズが目立たないとどこかで聞いた。磨いた後は水で洗い流す。スマホに水を掛けるなんて今まではありえなかったのだが。
しかし予想外の展開に。そんな優しく磨いていてはコーティングが全く剥がれないのだ。余計に汚くなった感があり焦った私はさらに強く、しかも円を描くのも忘れゴシゴシこすった。何度か繰り返したがレンズは綺麗になる気配は無い。もはやクリアクリーンごときでは無理なのだろうと察知し、本格的なプラスチック用コンパウンドを使うことにした。これも綿棒につけ最初は優しく、効果が無いのを確認しどんどん力を込めていった。その甲斐あり頑固なコーティングは剥がれていってくれたのである。
コーティングが綺麗サッパリなくなっているのを確認したら、プレクサスを塗る。プレクサスを少量綿棒に噴霧しレンズに塗る。塗った後はマイクロファイバークロスと呼ばれるふきんで丁寧に拭き取る。これで完了。
そして写真を撮ってみた。今までの眠たい画像は何だったんだろうと思わせるくっきり感。原因がカメラの内部故障ではなく、単にレンズが汚れていただけで安心した。
なお、この記事を参考にし実行した結果については、当局は一切関知しない。自己責任でお願いしたい。