TH-D74のスキャンは早いと感じる。少なくともFT2Dよりは。
スキャン開始/停止操作も簡単だ。VFOスキャンの時はVFO(1)キーを長押し、メモリースキャンの時はMR(2)キーを長押しだ。
ただプログラムスキャンについては、ちょっと面倒だ。取説のプログラムスキャンの説明には「プログラムスキャンメモリー範囲内に周波数を合わせでVFOキーを長押し」と書いてある。最初見た時は何の冗談かと思った。プログラムスキャンメモリーの範囲を覚えておけというのかと。ID-51はこの範囲に名前をつけることができて、スキャンするときにその名前で範囲を呼び出すという非常に考えられた人に優しいUIだった。
実際にプログラムスキャンをするときの操作は、下記の通りだ。
- まずMR(2)キーを押しメモリーチャンネルモードにする。
- スキャンしたいプログラムスキャンメモリーの下限側(L*)を呼び出す。(メモリーチャンネルリスト表示で999を入力すると、プログラムスキャンメモリーの手前までジャンプできる。)
- M>V(F+1)キーでメモリーチャンネルをVFOに転送する
- VFO(1)キーを長押しすると、プログラムスキャンが開始される。
結構使いたいこのスキャン機能は、もっと簡単な手順で実行したいものである。