入手したDJ-X11は、関西地方スペシャルということで関西の消防・救急、エアーバンド、鉄道無線、その他諸々があらかじめメモリーされており、全1200chのメモリーの1190chに書き込み済みであった。それはそれでいいのだけど、自分が自由にできるメモリーが10chしかないのは困るので、編集することにした。もちろんPCと接続し、バックアップを取ってからいじるので、USBシリアル変換ケーブルERW-8を追加購入した。専用品なので機能の割に非常に高価である。
接続ケーブルとしてはERW-7とERW-8の2種類あって値段は同じで機能も同じ。違いはX11側のインターフェースである。-7はイヤホンジャックで本体直差し、-8はminiUSB風で充電台経由の接続である。さらに-7はメモリー転送の際、本体を操作して準備をする必要がある。店の人に聞くと他にALINCOの製品を持っているのなら-7、X11だけなら-8というのが選択基準のようだった。
ケーブルだけではことは始まらない。メモリー編集ソフトが必要だ。VXと違いメーカーが準備してくれてはいるが無保証のフリーソフトだ。この類のものはフリーソフトで全然問題ない。
ERW-8のドライバもこの編集ソフトも動作環境にWindows10は含まれていないが、あえてWindows10にアップグレードしたAX3にインストールするのだった。結果は何の問題もなくインストールでき、ちょこっと使った分では動作にも問題はなさそうだ。
どのOSでも同じだが、X11との接続で確認する点は2つ。
- デバイスマネージャでERW-8のCOMポート番号を確認し、編集ソフト側に設定する。
- X11側のセットモードで「リモート通信ポート設定」を有効にする。
さすがにフリーソフトというだけあって、インストール後デスクトップに作られるショートカットがそれっぽい。