受信用アンテナ選びに悩んだら三才ブックスの「受信アンテナ活用ガイドブック」、これ一択だ。アンテナの基礎知識から市販アンテナ100本の感度データとコメント、そして設置術までこの一冊で受信用アンテナに関することはすべてまかなえる感じだ。いわゆるおもしろ無線に興味のある方ならもう既にチェック済みかもしれない。
この本は2011年に発行されているが、内容は全く色あせない。(2011年といえばあの東日本大震災が起こった年だ。)というのはこの業界何年も新製品が出ないから情報が古くならないのだ。掲載されている受信機やそれ以外の情報も今でも十分に通用するものばかりなのは驚かされる。今絶賛使用中のVX-8Dでも2009年の発売だし。FT2Dとかが発売になっても継続販売されてるし。
何か新しいアンテナを物色するときとか、自分の聴く無線の種類が変わったときとか、今のアンテナの受信性能に疑問を感じたときなんかにこの本を開いては確認している。
ハンディに直付けするアンテナはもういいから、外にアンテナを出したい。一戸建てならまだしもマンションでは簡単には出せない。この本ではエアコン用の穴、換気口、忍者ケーブルを紹介しているが、今の環境で最も有効そうなのが換気口を通すやり方なのだが、うちの換気口を確認したら、外寄りに虫除けの網が張られていた。ケーブルを通すためにはこの網の一部に穴を開ける必要がある。ちょっと加工が面倒そうなのでずっと二の足を踏んでいるのだった。これからの季節、窓の隙間からケーブルを出す訳にもいかない。しかし何とかしてアンテナケーブルを外に出すルートを確保しないと、おもしろ無線はともかく前々から念願の短波受信のためのアンテナも外に出せないのだった。
VHFやUHFは室内でホイップアンテナでもある程度受かるが、短波はそういうわけにはいかないので、それなりのアンテナを準備したいと思う。