FT2Dの最大の特徴であるタッチパネル液晶の操作には思い切りが大事だ。静電容量式タッチパネルに慣れた指は、どうしてもそっとタッチしてしまうがそんな感じでは反応せず、気がついて二度押しするのだ。結構グッと押すか爪を当てる感じで押す。
全体的な操作性は何だか中途半端さを感じる。タッチパネルとDISPキーとBACKキーを駆使して操作するのが基本だが、設定画面などはタッチでいけそうな部分なのにDISPキーでの操作が混在していたりで戸惑う。ボタンのような表示部分はタッチが効き、単なる反転表示はDISPキーというのは頭ではわかっていても、FT2Dを手にして日が浅いため設定画面を良く使うのであって、その都度タッチの効かない場面で画面を突っついてしまうのだ。
画面は広く、周波数表示も大きいのでいい。だが視野角は狭いしバックライトもムラがある。屋外ではバックライトが消えた状態でもよく見える。
コンパス表示にするとA/Bの周波数表示の高さが半分になりコンパクトに表示されるのだが、通常の表示でもこのサイズの周波数表示とメモリーの名前を並べて表示できるモードがあればと思った。ファームウェアの更新で対応して欲しいと願っているが…。
こんな大きな液晶にはフィルムを貼らずにはいられない。