TH-D74用のアナログFMリピーターリストを作った。
3年の時を経て、MCP-D74は生まれ変わったかと思っていたが、全く変わらずでがっかりしつつもリストを作ってみた。
メーカーから公開されているリピーターリストはデジタルレピーターのみ。TH-D74のレピーターリストはデジタルレピーターしか登録できない謎仕様だ。仕方がないので、通常のメモリーチャンネルに登録することにした。
メモリーチャンネル編集の高い壁に阻まれる
レピーターリストは単体でインポート&エクスポートが可能で、ファイルの中身はタブ区切りテキストである。だがしかしメモリーチャンネルについては、インポートする手段が無いに等しい。
唯一のインポート形式であるTravelPlus for Repeatersのファイル形式を調べたが、何の手がかりも掴めない。メモリーチャンネルのグリッドは色々入力制限が施してあり、一括入力はできそうに無い。Excelから複数のデータをコピペしようとしても受け付けない。
最終的には1chづつ地道に入力するしか無いという結論に落ち着いた。
しかし、自分のグリッド内では複数のデータをコピペする方法がわかったので、レピーターとして1ch完璧に入力して、それを必要ch数コピーして周波数と名前を変更するという方法で入力していった。
メモリーチャンネルも単体でインポート&エクスポートできるようにして欲しいーーーーー!
アナログFMリピーターリストのコピー方法
今回公開するアナログFMリピーターリストは、MCP-D74のファイルそのものである。
メモリーチャンネルのNo.101〜No.585に全国のFMレピーター情報を登録している。メモリーグループはエリアごとにNo.11〜20に登録してある。
これを自身のファイルにコピーして使うのだ。その方法は次の通り。
- MCP-D74でダウンロードしたファイルを開く。…(A)
- もう一つMCP-D74を立ち上げ、自身のデータファイルを開く。(もしくはTH-D74からデータを読み込む。)…(B)
- (A)のメモリーチャンネルの先頭番地(No.101)の「名前」をクリックし、SHIFTキーを押しながら最終番地(No.585)の右端の「ロックアウト」をクリックする。
すると全レピーターデータが選択されるので、コピーボタンを押す。 - (B)のメモリーチャンネルの登録したい番地の周波数をクリックし、貼り付けボタンを押す。
これで希望の番地にレピーターデータがコピーされたはずだ。
あとはTH-D74に転送して完了である。
なお、メモリーグループの変更をしたい場合、一括では行えないので1chづつ修正作業が必要である。
なんとかしてくださいよ、この仕様。
さらなる考察
FT3Dで悶絶したRT-systemsのメモリー編集ソフトのTH-D74対応版があるので、それを購入するともっと楽にメモリー編集ができると思われるが、FT3Dと同じように日本語の名前が文字化けする可能性がある。その場合、大枠をRT-systemsで作ってTH-D74に転送し、それをMCP-D74で読み込み日本語部分を修正し再転送するということになるので、MCP-D74単体でポチポチ入力するのと、どちらの手間がより楽かという究極の選択を迫られる訳である。
ダウンロード(データは2019年9月末時点のもの)