ATU-10をIC-705とアンテナ(HV7CX)の間に設置して使ってみる。ATU-10はバッテリー内蔵だが、到着時はほぼ空なのでUSB-C経由で充電しておく。
IC-705と接続する場合、両端 3.5φプラグのケーブルを用意し、ATU-10のEXTとIC-705の右側にあるTUNERを接続することにより、IC-705での送信と連動してATU-10が動作するようになる。(この接続をしない場合は、モードをRTTYかFMにして送信するとATU-10が動作する。)
IC-705の設定は、まず[MENU]→[SET]→[機能設定]→[チューナー]で、チューナー選択=AH-705、PTTチューン=ONにする。
次に[FUNCTION]→2ページ目のTUNERをONにしておく。(この時点でATU-10がTUNEモードになっていると、いきなりチューニングを開始する。)
TUNEボタン長押し、もしくはPTTを押すとATU-10が動き出し、チューニングを開始する。
チューニングが完了すると、SWRを表示してくれる。
窓の手すりに設置したHV7CXで、ATU-10の効果を見てみよう。IC-705は付属バッテリーでのテストなので、5W出力。(SWRの読み値はIC-705のメータ)
HV7CXは、6年前にアンテナアナライザMini60で調整したまま。
周波数 | 7.060付近 | 7.120付近 | 21.200付近 | 21.300付近 | 21.400付近 | 28.250付近 | 28.500付近 | 28.800付近 | 50.35付近 | 50.80付近 | 52.40付近 |
直結 | 1.7 | 1.4 | 2 | 1.1 | 1.7 | 2.2 | 2.2 | 3以上 | 2.2 | 1.7 | 3以上 |
ATU-10経由 | 1.1 | 1.1 | 1 | 1 | 1.5 | 1.5 | 1.2 | 1.3 | 1.5 | 1.2 | 2.8 |
ATU-10の効果は絶大。しかし144、430の運用では外しておかないとIC-705でのSWR表示は無限大となってしまって、ちゃんと送信できているのかわからない状態である。