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EOS M5がやってきた

2018年5月13日

 初めての一眼レフカメラがEOS55だった自分にとって、Canonのミラーレスは気になる存在であったが、過去発売された機種はいずれもEVFがなく(あっても外付け)、本気度を感じさせないものばかりだったので、完全にスルーしていた。
 満を辞して発売されたEOS M5は気になっていたのだけど、巷の評判の割には値段が高く手が出なかったが、Kiss Mの登場により価格が下がってきたので、入手してみた。

 何度か実店舗で触っていたので質感や重量感はわかっていたものの、実際に手に取ると小さい、軽い。M5つながりでOM-D E-M5 Mark IIと色々比較してみよう。

 質感は断然E-M5 Mark IIに軍配が上がる。特にバッテリー収納部のふた辺りは大丈夫かと思うほどチープな作りである。(でもMADE IN JAPAN)
 実際に操作してみるとグリップを握る右手薬指がバッテリー収納部のふたのわずかなガタつきを捉えてしまい、何か操作する度にそれが気になって仕方がない。軋んでいるようにも感じられる。EOS M5はふたの一部がボディ外周になっているので構造上そうなってしまう。


 モードダイヤルがロック解除ボタンを押しながらでないと回せないのは、E-M5 Mark IIに慣れた手には面倒臭い。モードダイヤルを操作する手を意識する必要がある。E-M5 Mark IIはロックしたい時だけロックボタンを押し込んでおくので、グリグリ回せるのだ。
 Pモードでは、プログラムシフトをするのに、いちいちAEロックボタンを押して露出を固定する必要がある。

 液晶の大きさはわずかながらEOS M5が大きい。両機ともタッチパネルだが、EOS M5はタッチ&ドラッグ AFができる。ただ測距点が49点と少ない。
 液晶の構造としては、バリアングルかチルトかの違いがある。自分としては素早く動かせるチルトが好みであり、しかもEOS M5の液晶は180度下側に動かすことができるので、自撮りも難なく行える。ただし手持ちでの自撮りに限るのだ。三脚を使ったりどこかに置いて自撮りする場合は素直にスマホ連携を使うことにする。そのスマホ連携は、後日レビューしたい。
 そのほか目立つハードウェア的な違いといえばフラッシュの内蔵である。通常の使用環境でフラッシュの出番はほぼないのだが、内蔵されていると何か安心感がある。

 EOS M5で楽しみなのはマウントアダプターを使って、EFレンズがそのまま使えるということ。EOS55と一緒に買ったレンズとか40Dと一緒に買ったレンズとかの過去の資産をそのまま活かすことができるに違いない。オークションに出品しても二束三文と思われるレンズ達を有効に活用したいのである。手振れ防止機構が内蔵されていないレンズをこれまた本体側で手振れ防止できないEOS M5で使うのは、特に望遠レンズ系は厳しいと思われる。EOS55や40Dの頃はどうしていたんだろうと思う。この頃は手振れに関して世間的に注目されていなかった気がしている。自分が過去撮った写真もよく見れば手振ればかりだったのかもしれない。


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